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ヌイブックス実店舗の記録と、フランス・パリの本屋さんレビューを書いています

【パリ】本屋探訪2:シェイクスピア&カンパニー

ブキニストを眺めながら

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セーヌ川沿い。外観がかわいい。

セーヌ川沿いに開かれるブキニストを眺めながら、かの有名な老舗書店「シェイクスピアアンドカンパニー」に向かいます。

 

ブキニストとは…セーヌ川沿いの一部に開かれる緑色のボックスが印象的な露店。古本を中心にお土産物が置いてあります。ブキニストという言葉は「価値のない本」を意味する古代語に語源があるらしいです。

無愛想なおじさんが店番のお店が多かったから眺めるだけ…。

 

移動中にも素敵な佇まいの本屋さんがちらほら!パリは本屋さん多いです。

↑のお写真のとこはアート系でしょうか。「livres」の文字を探す目が養われてきました。

 

 

シェイクスピアアンドカンパニー

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そしてついに「シェイクスピアアンドカンパニー」に到着!

映画の撮影にも使われている有名な老舗書店です。 

 

37 Rue de la Bûcherie, 75005 Paris, フランス

 

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ウディ・アレン監督作品。 パリに行くモチベーションあがります。

 

ユリシーズの出版や、ヘミングウェイなどの文豪が通ったことでも有名です。初代店舗は1919年開店、現在の2代目は1951年開店の書店が1962年にその名を襲名しました。

  • 泊まれる(作家の卵向け・条件あり)
  • 図書室がある
  • 読書会などイベントも開催
  • カフェ併設

など、老舗書店ながら、最先端をいく書店です。必見。

一階はオシャレすぎる本屋(文芸中心)で、二階に図書室とベッドスペースが半分くらい、本棚や椅子のあるスペースが半分くらいでした。

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ここだけ、やたら賑わってた。

店内は撮影禁止なんですが、とにかく所狭しと本が詰まっています!

並んでいるだけじゃない、詰まっています。

お客さんも多かったので、すれ違うのがなかなか大変なほどでした。

 

感動したのは2階!

テーブルやイス、鏡など本棚以外の家具が並び、まるでお家を探検している気分になります。

ピアノもあって、その上には可愛いタイプライターがチョコンと乗っていました。譜面台の上に開かれた本も!

(タイプライターは少なくとも3つは置いてあった)

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ヌイブックスにもタイプライター置きました。

 

そして2階の入り口側の部屋は図書室兼イベントスペース。

 

シンプルシックなシャンデリアを中心にガーランドで飾られていて、書き物机と椅子、タイプライターが窓際に。

壁面は本棚で覆われていて、収納にもなっていそうな長椅子とセットになっていました。(伝われ…)

 

この部屋の入り口には

 

▶︎「シルビア・ビーチ(初代店主)のライブラリ」

▶︎「この本は売り物ではないけど、ここで座って読んでいいよ」

 

 という張り紙がしてあります。

 

だれでも使える図書室の役割も、この書店では担っているのです。

訪れた日の夜には読書会も行われるようで、たぶんこのスペースが会場になります。

 

あまりにも素敵すぎて、放心して何も買わずに出てきてしまった書店です…。

 

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店員さんがお客さんとレジでお喋りを楽しんでいた!

詩の棚が豊富で楽しかった!

 

半日の本屋巡りが終了

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 しかも帰り道で道に迷ったけど、親切なマダムに道に教えてもらえました!

 

まだまだ巡ってます!写真があまりないのですが、良かった本屋さんと、パリの本屋巡りプチ情報はこちら▼ 

www.nuibooks.site

 

 シェイクスピアアンドカンパニーの本

大好きな河出書房新社さんから出てます。

シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々

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