「フランス人は10着しか服を持たないって本当ですか?」に執拗に真摯に答えます!
マシュマロで質問をいただきました!
匿名でコメントを送れるサービス「マシュマロ」さんでフランスに関して見てきてほしいこと、調べてきてほしいことを募集しました!
「マシュマロ」はネガティブな発言は届かないようにしてくれる幸せなサービス⬇︎
ヌイブックス@豪徳寺の本屋にマシュマロを投げる | マシュマロ
そこで届いた質問がこちら!
「フランス人は10着しか服を持たないって本当ですか?」
ヌイブックスはこの件についてフランスで調査…
ごめんなさい。
だって嘘だもん
オシャレなフランス人が10着しか持っていないはずありません。
ただ、この件については元実用書担当だったヌイブックスが、執拗に解説したいと思います。
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ベストセラー「フランス人は10着しか服を持たない」
この質問の背景にはもちろん、ベストセラーとなったこの本があります。
フランス人は10着しか服を持たない (だいわ文庫 D 351-1)
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: 文庫
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世界14カ国以上で翻訳され、日本でベストセラーとなりました。
タイトルからはファッション本のように思えますが、内容はパリのマダムのような「シックな暮らし」の提案です。洋服以外にも家事や家のことに関するノウハウがアメリカ人である著者の驚きとともに語られています。
その中に紹介されているひとつが「10着のワードローブ」なのです。
10着のワードローブとは
この中で紹介されている「10着のワードローブ」とは、"シーズンごとに10着のコアアイテムとエクストラアイテムで毎日オシャレに着まわそう"という内容です。
シーズン(本書では春、夏、秋冬の3つ)ごとに10着の「質の高い」アイテムと、
「Tシャツ」や「カーディガン」、靴などを含むエクストラアイテム。
コアアイテムを中心に着回しを考えれば、毎日エレガントなコーディネートが可能!
つまり本書の中ですでに「フランス人は10着以上服を持っている(持つべき)」とされているんです!
以前テレビの情報番組でも検証していたことがありますが、フランス人は服をたくさん持っている人が多いという結果でした。
(ただし自分の似合う色や形の服を何着も持っているというのが特徴的でした。)
まとめ:本のタイトルの重要性
「フランス人は10着しか服を持たない」の初版は2014年。
いまだにこんな質問が来るほど、このタイトルはインパクト絶大です。
実は原書のタイトルは「Lessons from MADAME CHIC」であり、直訳するなら「マダムシックの授業」……。
このタイトルでは日本でベストセラーにはなってなかったでしょう。
(※マダムシックとはフランス留学中に著者がお世話になったホームステイ先のマダムのこと)
今回いただいた質問を通して、本のタイトルの重要性と影響力をしみじみ感じたヌイブックスでした。
こんなタイトルをつけられるセンスを磨けば、POPやブログにも応用できそうです。
素敵なタイトルから学ばせていただきました!!